本日は2本立てでお送りします。

《真の名の宿敵/True-Name Nemesis(C13)》(以下TNN)という生き物が登場して以来Team Americaには必要と考えていて、しかし買うことができなかったのでデッキを変えてレガシーをしてきました。しかし大会結果などを見てみると使っていない方も多く、個人的にも思うところもあり、Team Americaの考察のようなものとともに文字に起こしてみたいと思います。

書き終わって見直すと当たり前のことしか書いてないのであまり期待しないでください。


まず一般的なリストでは

土地(19~20)
《Underground Sea(2ED)》 3~4
2《Bayou(2ED)》
1《Tropical Island(2ED)》
9フェッチランド
4《不毛の大地/Wasteland(TMP)》

生物
4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》
4《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》

Spells
4《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》
《思案/Ponder(M10)》 3~4
4《突然の衰微/Abrupt Decay(RTR)》
4《目くらましの呪文/Dizzy Spell(RAV)》
4《Force of Will(ALL)》

このあたりはほぼ固定と言ってもいいと思います。


そして上記の固定パーツ以外にTeam Americaはハンデスの選択、TNNの採用、この2つで違いが出てきます。



○ハンデスの選択
基本的にはハンデスの選択としてHymn to Tourachか思考囲いのどちらかが4枚使われます。両方使用する場合もありますが、ほとんどの場合、どちらかはサイドボードでしょう。上記の固定パーツの枚数が~のところはどちらを選択するかで変わってます。

まずhymnの場合、Underground Seaが4枚で土地が20枚、思案が4枚となります。
そして思考囲いの場合、Underground Seaが3枚で土地が19枚、思案も3枚となります。

何故どちらか4枚のハンデスの枠以外で枚数が変化するかというと、思考囲いを選択した場合、《もみ消し/Stifle(SCG)》がセットで使われます。むしろスタイフルの為にハンデスを囲いにすると言ってもいいでしょう(1t目にスタイフルを構えて2t目にhymnでは動きに一貫性が無いため)。そしてhymnはスタイフルの代わりに森の知恵やリリアナ、追加の除去やカウンターが入ります。

ではhymnと囲い+スタイフルの違いをまとめてみます。

hymn
・落とせる枚数が多い。
・黒のダブルシンボルが必要(2マナ)。
・デッキの総コストが重くなるため土地20。

囲い+スタイフル
・前方確認が可能。
・土地嵌めできる可能性が大きい。
・デッキの総コストが軽いため土地19。

まずはこのぐらいです。デッキ全体としての違いは後述でします。


○TNNの採用
なぜ自分がTNNが必要かと考えていたかというと、Team Americaは残り数点まで追い込んでも攻めきれず負ける場合があり、それを克服できるからです。同じテンポデッキのCanadian Thresholdのように火力を使えないというのもあります。そしてTNNによって抜けると思われるのが《墓忍び/Tombstalker(FUT)》。しかしTNNと墓忍び、Team Americaでは半々ぐらいで使われています。

簡単に墓忍びとTNNを比較すると…

墓忍び
・クロックが高い
・マナコストが高い(EEやDeed)
・StPやパルスヴィンディケイッ、ジェイスのバウンスが当たる。
・《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》を張られた場合、出すことさえできない。

TNN
・クロックが低い
・3マナ以上軽くならない
・リソースとして墓地を使わない。(タルモと軸をずらせる、枚数を多く取れる)
・ピン除去はほぼ当たらない
・青い
・タフネス1(ゴルガリチャームで流れる)

エンチャントレスを相手とした場合、エレファントグラスやMoatなどでも差が出てきますが、一般的にはこんな感じです。


以前の墓忍びを使うTeam Americaの苦手なものに《安らかなる眠り/Rest in Peace(RTR)》がありました。死儀礼は機能しなくなり、タルモは0/1。スタイフルを使えば多少相性は緩和されますが決して有利とは言えません。


では何故TNNではなく墓忍びが選択されるのか。TNNを使用するにあたり、個人的に一番ネックなのはマナコストだと考えています。

Team Americaの土地の並べ方として1枚目はデルバー死儀礼Daze、囲いスタイフル、思案ブレスト、全て使えるUnderground Seaを持ってきます。

そして2枚目、ハンデスに持ってくる土地が変わり、黒ダブルのhymnではBayouを持ってきます。囲いとスタイフルの場合、2枚目がBayouでも構わないのですが、例えば2t目にUnderground Seaから囲いを撃ち、フェッチを温存しつつスタイフルを構え、そして使う時はTropical Islandでなくてはいけません。

死儀礼というスーパーマナクリーチャーがいると大抵のことは何とかなってしまうので、もし死儀礼が引けなかったとして、Underground SeaとTropical Islandと動けば3枚目が不毛でもTNNをプレイできますが、2枚目がBayouで3枚目から青マナが出ないとTNNは使えません。土地を切り詰めたTeam Americaが3枚目まで安定して土地を伸ばし、TNNをプレイできるかというのも少し危なっかしいところがあります。
墓忍びとTNNの採用率が半々ぐらいと書きましたが、墓忍びを採用しているとハンデスもhymnを採用している場合がほとんどです。

とまぁ当たり前のことをダラダラと書いてしまいましたが、hymnをメインに4枚採用する場合墓忍びでもいいのかなぁという話です。


TNNを採用する場合、個人的には土地は20にしたいですね。19でも回りますが相手の不毛や死儀礼が除去されることも踏まえて20かな、と思います。回した感じ3枚くらいとっても大丈夫そうです。スタイフルをガッツリ4枚入れるスペースは無いので囲いのみかhymn+その他になると思いますが。RIPがあまりにも多いと感じたらTNNに入れ替えてる、とかも考えてます。いろいろ書いた割には自分も掴みきれてない感じですね、ごめんなさい。



コメント

生しらす丼のDDD
2014年1月22日12:48

こんにちは
リンクさせてもらいました。
私もTNN入りのチームアメリカを考えていたので参考になりました。
囲い→ヒムの動きも強いので、構築色々悩みます。

インク
2014年1月22日13:20

こちらからもリンクさせていただきました、よろしくお願いします。
このような拙文で申し訳ないのですが、構築の参考にしていただけるのであれば幸いです。

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